ChatGPTを使ってインスタの投稿文をつくってみる
少し前に、ChatGPTを活用したブログの書き方を投稿しました。
ブログでの活用も良いのですが、今日は実験も交えつつ、ChatGPTをInstagramの投稿に活用する方法をまとめてみたいと思います。
インスタをはじめとしたSNSの投稿・運用も、手間をかければいくら時間があっても足りません。
業務の合間に、ツイッターもやってインスタもやって‥ そんな多忙なWeb担当者さんの助けになればいいなあと思っています。
なお、先に結論を言っておきますが、かなりリアルな投稿がものの数秒でできてしまいます。
目次
ネットショップ:有名ブランド・商品の場合
ここでは北欧雑貨のネットショップを運営していると仮定します。
商品PRのため、毎日インスタで商品を紹介している。
今日紹介する商品はマリメッコのマグカップ、定番のウニッコ柄、という設定でいきましょう。
ひとまずストレートにプロンプトを出してみる
まずはそのままストレートにプロンプトを書いてみました。なお、プロンプトとはAIに対しての指示のことを言います。
プロンプト
「marimekkoのUnikko マグカップ」について、Instagramの投稿文をつくってください
返ってきた回答がこちら。
おお!インスタっぽい!
絵文字やハッシュタグまでつけてくれています。
完全にInstagramを理解しているどころか、ウニッコがマリメッコ定番の花柄だということまでAIが理解しています。
「朝のコーヒータイムを楽しく彩ってくれる」とか「魔法のカップ」とか、表現力までありますね‥。
いやはやおそろしい。
このままコピペでいけちゃうレベルです。
プロンプトにて商品の情報を増やしてみる
さらに良くなるよう、もう少し情報を増やしてみます。
「文章量がもう少し欲しい」「ハッシュタグをもっとつけて欲しい」「よりターゲットを意識して欲しい」等のリクエストを出してみました。
プロンプト
「marimekkoのマグカップ UNIKKO ウニッコ ベージュ」について、インスタの投稿文を書いて
なお、下記の条件をふまえてください
・本文は200文字以上
・ハッシュタグは20個
・ターゲットは20代の働く女性
・送料無料
おや?
文章量やハッシュタグがあまり増えていません。
それにプライベートっぽいというか、インスタグラマーっぽい感じになってしまいましたね。
これはこれでアリな場合もあるかもしれませんが、今回の趣旨とは異なるので、プロンプト(指示)の書き方を変えてみましょう。
プロンプトで役割を明確にしてみる
プロンプト
あなたは北欧雑貨を販売するECサイトの広報担当者です。
「marimekkoのUnikko マグカップ」について、Instagramの投稿文をつくってください。なお、下記の条件を満たしてください
・本文は200文字以上
・ハッシュタグは20個
・ターゲットは20代の働く女性
すばらしい‥!
「仕事前のひととき〜」「ランチタイム〜」「デスク周り〜」など、ターゲットに合わせた内容や、こちらの指定した条件をしっかりふまえてくれていますね!
なぜか、文章量やハッシュタグの数も一気に増えました。
いずれにせよ、先程の失敗例は、指示の出し方がよくなかったようです。AIにきちんと「どの立場で書けばいいのか」を明示すべきでした。
なお、適度に改行を加え、適当な写真素材でインスタに投稿してみるとこんな感じになります。
なかなかのクオリティではないでしょうか。
ネットショップ:AIの知らないブランド・商品の場合
ChatGPTはインターネット上の情報をもとに学習しています。
marimekkoのウニッコ柄について知識をもっていたのも「有名かつ人気ブランドであり、インターネット上の情報量も多いから」ということが推測されます。
では、インターネット上には情報のない、架空のブランド、商品ではどうか。実験してみましょう。
「もしうちの会社、アットノエルがオフィスチェアを販売したら」という設定で、適当な情報を並べてみます。
プロンプト
あなたはオフィス家具を販売するECサイトの広報担当者です。
以下の情報をふまえて、Instagram用の投稿文をつくってください。・ブランド名:アットノエル
・製品:オフィスチェア
・長時間座っていても疲れない
・カラーバリエーションが豊富(10色展開)
・販売台数1万脚突破
・ターゲットはデスクワーク型の中小企業
・本文は200文字以上
・ハッシュタグは20個
概ね予想どおりの結果‥!
商品情報やアピールポイントなんかをきちんと伝えれば、インターネット上に情報のない商品でも、投稿文をうまくつくれそうですね。
文章を書くことが苦手でも、箇条書きにさえできればAIにまかせられる、というのは大きいです。
X(旧Twitter)用にリライトしてみる
ついでに、X(旧Twitter)用の文章もお願いしてみました。
便利すぎませんか‥。
実店舗・飲食店の場合
せっかくなので別の業種でもやってみましょう。
わたしたちアットノエルの拠点、愛知県は名古屋市の名物「手羽先」でいってみましょうか。
これまでと同じ要領で、プロンプトを書いてみると‥
手羽先が食べたくなってきました。
どうやらAIのつくった文章でも人間の心理にうったえかけるようです。
僕が単純なだけかもしれませんが(笑)
いやあ、それにしても凄いなあ。
前述した架空の商品の時と同じように、アピールポイントやターゲットをきちんと提示すれば、どんな業種業態でも活用できそうですね。
#手羽先の魔法ってなに
おわりに
いかがでしたでしょうか?
かなり、リアルな投稿文の作成に活用できそうなことがおわかりいただけたかと思います。
もちろん、情報に間違いがないかどうかのチェックや、必要に応じた加筆修正は必要ですし、個性や人柄をなかなか出しにくいところも気をつけなければなりませんね。
ただ、やはりどうしてもこういった投稿文の作成が苦手な方、多忙なあまり手がまわらない方には、こういったやり方もひとつの選択肢に充分なり得るかと思います。
2006年よりWebサイト制作・運用に携わる。2012年アットノエル創業。 個人事業主から上場企業まであらゆる業種のWeb活用を支援し、主にWebサイトの企画や運用サポート、お客さまの相談役を担っています。 「最適化」と「情報整理」が得意。
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