「なんでも鑑定団」を見ていて思った「価値の公式」
アットノエル代表の水上(@onthewater16)です。
あつくるしい記事が続いていたので今日は少しゆるめに(笑)
「なんでも鑑定団」っていうTV番組、ご存知の方も多いと思います。そのタイトルのとおり、芸能人や一般人の「お宝」をプロが鑑定する番組ですね。
時々見るんです、この番組。
骨董品自体にはあまり興味はないんですが、歴史的な背景や、知らない世界を見るのが楽しくって。
でね、これ見てて驚いたんですね。
驚いたその鑑定額
例えばこの縄文時代の土器。100万円ですって。(リンク先:写真下「OPEN THE PRICE」の赤いボタンをクリックすると鑑定額が出ます)
安くない!? たった100万円ですよ!?
いや100万円ってもちろん大金なんですけど、だって…縄文時代ですよ!? 1万年以上前ですよ!?
こんな「1万年以上前のモノ」なんて、どうあがいたってつくれないじゃないですか。それが100万円。
一方、この切手。なんとそのお値段4,000万円です。
時代だけみれば明治だそうです。縄文時代に比べたらついこの間じゃないですか。いやそれでも充分貴重なんでしょうけど。
モノの価値っていったい…
これね、「貴重」ってだけでは、価値は高くならないっていうこと。いやあくまで金銭的な意味での価値ですよ?
どちらも貴重。じゃあこの切手はなぜこんなにも高額なのか。
それは、喉から手が出るほど欲しいひとたちがたくさんいるから。縄文土器は残念ながらあんまりいないんですよね、欲しい人が。
贋作(偽物)なんてその最たるもの、だから安いわけです。きっとのこの贋作をつくるのだって、時間も手間もめっちゃかかってます。でも欲しい人はいない。だから3万円。
つまり価値とは
つまりこういうこと。
「価値 = 希少性 × 需要」
価値が上がるのも下がるのも、これらふたつの要素次第なんですよね。
例えば、どんなに貴重でも需要がなければ価値は低い。
どんなに需要が多くても、ありふれたモノの価値は低い。
まぁあたりまえのことかもしれないですけど。
だからと言って、この公式にのっとって「価値の高い商品・サービス」を生み出せばいいかと言うと、そうじゃあない。その価値を「誰のために」「どう生み出し」「どう伝えるのか」ってところが、またビジネスの面白いところなんですけどね。
ある晩、そんなこと考えながらこの番組を見ていた、アットノエルの水上でした。
2006年よりWebサイト制作・運用に携わる。2012年アットノエル創業。 個人事業主から上場企業まであらゆる業種のWeb活用を支援し、主にWebサイトの企画や運用サポート、お客さまの相談役を担っています。 「最適化」と「情報整理」が得意。
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